磯谷式力学療法では左右の足の長さを同じにするため、骨盤矯正の施術を行うと同時に、背骨をまっすぐにする為に必要な筋肉を付けるための運動を行います。その運動はもちろん自宅でも出来ます。そして日常は、普段行っている動作の逆の動作を心掛けるようにします。左手で鞄を持っていた人は右手で持つようにします。信号が青に変わって歩き出す時は、意識してこれまでとは反対の足から踏み出すようにします。ベンチに座って足を組む時も、これまでとは反対の足を上にします。お手洗いでお尻を拭く時も、反対の手です。歩道を歩く時は、長い足が短くなるような勾配を選んで歩きます。全てがやりにくいと感じる筈です。しかしそう感じることこそが、骨盤が歪んでいる証拠なのです。
《椎間板ヘルニアは西洋医学では治らない》
西洋医学における椎間板ヘルニアの手術は、椎間板が飛び出して神経を圧迫している部分をただ削り取るだけです。背骨の歪みそのものが治るわけではありません。手術後暫くは痛みが無くても、時が経てばまた椎間板が飛び出してきて、神経を圧迫して痛むようになります。
磯谷式力学療法では、股関節を矯正することで左右の足の長さを揃え、骨盤の歪みを取り除きます。また運動によって筋肉を鍛え、その鍛えられた筋肉が、骨盤並びに背骨を真っすぐに矯正していきます。矯正に必要な筋肉を付けるのには、ここで教わる運動の他に、自転車や水泳も効果があると言われました。どちらも左半身右半身偏りのない運動が出来ます。自分はなるべく自転車に乗る機会を増やしました。また水泳にも通いました。私の場合、磯谷式力学療法に約2カ月通い続けることで、少しずつ痛みは和らぎ、お陰で、階段をかけ上がったり、普段の生活にも全く問題なく過ごせるようになりました。身体にメスを入れて手術をするなんてとんでもない話だと私は思います。確かに手術をすれば、痛いところをその場で取り除く訳ですから、すぐに痛みは無くなります。しかしそれでは、本当に治ったことにはなりません。時間は掛かっても身体の歪みを無くすことで、痛みは起きなくなり、同時に健康的な身体を取り戻すことが出来ます。私は磯谷式力学療法と出会えて良かったと思っています。
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